
目次
【はじめに】
「うちの子、学校に行けていない…。でも、このままで大丈夫なのかな?」
「このまま勉強しないまま、将来に影響が出てしまわないか心配…。」
「でも、無理に『勉強しよう』って言うと、嫌がるだろうし…。」
こんなふうに、日々悩んでいる保護者の方はとても多いです。
実際、フォレストリンクに問い合わせをいただくご家庭でも、
「何から始めたらいいのかまったくわからない」という声がとても多く聞かれます。
まずお伝えしたいのは、「勉強をしていないからといって、未来が閉ざされるわけではない」ということです。
むしろ、お子さんが「自分のペースで学び始める時期」が来た時に、そのタイミングを見逃さないことがとても大切です。
親が焦ってしまうと、子どもは「自分はダメなんだ」「期待されていることができていない」というプレッシャーを感じ、さらに勉強や人との関わりを遠ざけてしまうことがあります。
この記事では、
✅ 不登校の子どもが自宅学習を始めるために大切なこと
✅ 親がどんなふうに関われば安心できるのか
✅ 自宅学習の具体的な方法とポイント
以上を、実際に私たちがオンラインフリースクールで関わってきた子どもたちの事例も交えながら、具体的にお伝えしていきます。
【1. 不登校でも学びは止まらない!自宅学習のすすめ】

「学校に行けていない」という状況は、一見「学びが止まっている」と思われがちです。
ですが、実は「学ぶ機会」や「学ぶ場所」が違うだけなのです。
学びは学校だけではなく、家庭やオンライン、そして日常の様々な場面でも積み重ねられています。
🌿 自宅学習は「その子のペース」を尊重できる大きなチャンス
学校は「みんなと同じペースで学ぶ」ことが求められがちですが、自宅学習では、お子さんの興味・関心や調子に合わせて学ぶことができます。
例えば、朝は気分が乗らない子も、夕方になれば落ち着いて学習できることもあります。
学校では「今、国語の時間だから国語をやりなさい」というルールがあるけれど、
自宅では「今、歴史に興味があるなら歴史から始めよう」と、自由度が高い学びができるのです。
🌿 「勉強=机に向かうこと」じゃなくていい
フォレストリンクでは、Minecraftを使った学びを実践しています。
「マイクラでお城を作りたい!」という気持ちがある子に、
「じゃあ、その時代の建築を調べてみようか」と声をかける。
そこから「歴史」を学び、「設計図を書こう」ということで「図工・美術」にもつながり、「どんな材料が必要か考えよう」で「算数・理科」にもつながる。
遊びの延長線上に「学び」があるという経験を、子どもたちはたくさんしています。
🌿 学びの本質は「知りたい」「やってみたい」から始まる
「なんで勉強しなきゃいけないの?」という問いに、「将来のためだよ」と答えても、あまりピンとこない子がほとんどです。
でも、「自分が知りたいこと」「やってみたいこと」に直結する学びは、大人が何も言わなくても、子どもは勝手にやり始めます。
例:
✅ 「好きなYouTuberみたいな動画を作りたい!」→ 動画編集・企画・脚本・録音の勉強
✅ 「マイクラでカッコイイ街を作りたい!」→ 建築・歴史・地理・設計の勉強
✅ 「友達と話すためにゲームのルールを覚えたい!」→ 読解・文章理解・英語の勉強
子どもの興味関心が学びの入り口になれば、「無理やりやらされる」から「自分でやる」に変わります。
これが、自宅学習を成功させるための第一歩なのです。
【2.自宅学習で親が抱えやすい不安とは?】

不登校の子どもの自宅学習を始める時、一番悩むのは「どう関わればいいのかわからない」という保護者の声です。
以下のような不安や悩みを、私たちフォレストリンクに参加している保護者の方からもよく聞きます。
🌿 保護者のよくある不安と悩み
✅ 「どこから勉強を始めればいいかわからない」
学校のカリキュラムは進んでいるけれど、うちの子は何ができて何ができていないのか…?
それすらも把握できない状態で、どこから手をつければいいのか、迷ってしまう。
✅ 「親が教えることに限界を感じる」
自分が勉強を教えられる自信がない。
何より、教えようとすると「親子喧嘩になってしまう」という声はとても多いです。
✅ 「このままで将来大丈夫なのか」
子どもがこのまま家にいて、勉強もしないまま、
社会に出られなくなるのでは…と将来に対する不安でいっぱい。
🌿 実は「勉強そのもの」より大切なことがある
私たちがこれまで多くの家庭をサポートしてきた中で気づいたことは、「勉強が遅れていること」よりも「親が焦ってしまうこと」のほうが影響が大きいということ。
焦りは子どもにも伝わります。
「なんで勉強しないの?」
「早くやらないと間に合わないよ」
…そう言いたくなる気持ち、すごくわかります。
ですが、その声かけは、「自分はダメなんだ」「できない自分を責める」という感情を生み出しがちです。
だからこそ、親御さん自身が「大丈夫」「子どものペースで進めればいい」と信じることが、何より大切です。
【3.不登校の子どもに自宅学習を始めるベストタイミング】
🌿 「今が始め時かも?」そのサインに気づく
自宅学習を始めるベストタイミングは、
子ども自身の「やってみようかな…」の気持ちが芽生えたときです。
このサインはとてもささやかで、小さいことが多いですが、親御さんが敏感にキャッチしてあげることが大切です。
✅ こんなサインはありませんか?
「これって何?」と何かを質問してくる
YouTubeやゲームの中で「知りたい!」が出てくる
誰かと話して「こんなことやってみたい」とつぶやく
外に出たい、少し体を動かしたい気持ちがある
朝少し起きる時間が早くなる、リズムが整い始めた
🌿 無理やり始めさせないからこそ続く
このタイミングで、親からの声かけは
「じゃあ一緒に調べてみる?」「やってみようか?」くらいのライトさがポイントです。
「勉強しよう!」は禁句。
「やってみると楽しいよ」「わかったら面白いよ」を共有するような声かけが効果的です。
【4.自宅学習で最初に意識するポイント3つ】

✅ ① 遊びの延長から始める
勉強は「机に座ること」からじゃなくてもいいんです。
マイクラでお城を作る → 歴史を調べる
推しのキャラクターの背景を調べる → 物語を作る(国語)
そんな形で、子どもが自然に学ぶ状況を作り出します。
✅ ② 「わかった!」の成功体験を作る
「できた!」の経験は、学びのエネルギーになります。
簡単な問題でもOK。
「わかった」「できた」を積み重ねると、もっとやってみたい気持ちが生まれます。
✅ ③ できなくてもOKと伝える
「完璧」を求めるとつらくなります。
「間違えてもいい」「わからなくても大丈夫」を何度も伝えることが大切です。
子どもが「失敗しても安心できる環境」であることが学びには欠かせません。
【5.科目はどこから始める?子どもに合わせた進め方】
🌿 「どこから始めればいいの?」は永遠のテーマ
多くの保護者から質問されるのが、「何の教科から始めたらいいの?」ということです。
でも、実は「決まった正解」はありません。
学校と同じように、「国語から」や「算数から」と始めても、その子にとって「興味があるもの」でなければ、続きません。
🌱 その子の「好き」を入口にする
例えば、
✅ マイクラが好きな子 → 建築デザインを通じて算数・理科に
✅ 歴史アニメが好きな子 → 歴史から学ぶことで国語・社会に
✅ 動画編集が好きな子 → 脚本作り(国語)、録音・音声(理科・情報)に
「この教科から」というよりも、「その子がやりたいことから逆算」がポイントです。
🌿 例:フォレストリンクでの実例
ある子は、「YouTubeで実況をやりたい」と言ったことがきっかけで、
企画を考え(国語)、ゲームのルールを学び(読解力)、
動画編集ソフトを使うために(情報・技術)、
自然と学びが始まっていきました。
「興味があること」からなら、子どもは自分で動き始めます。
【6.「誰に教わるか」が大切な理由】

🌿 「先生」ではなく「仲間」がいい
フォレストリンクでは、
いきなり「教える立場」で関わることはしません。
まずは、ゲームで一緒に遊ぶ「友だち」からスタートします。
「一緒に楽しい時間を過ごす」ことが、信頼を作る土台です。
🌱 子どもが「この人なら」と思えたときが学びのチャンス
「この人となら話してもいいかな」
「この人となら、わからないって言っても怒られない」
そんなふうに思えたとき、子どもは初めて「学び」に対して心を開きます。
教えるよりも、寄り添うこと。
これがフォレストリンクのスタンスです。
【7.フォレストリンク流!自宅学習を成功させる3つの工夫】

✅ ① まずは遊びから始める
最初は「学習」ではなく、「遊び」から関係をつくります。
マイクラの世界で一緒に冒険をしたり、建築をしたりしながら、
子どもの「話したい」「知りたい」を引き出します。
✅ ② 一人ひとりに合わせたオーダーメイド学習
集団授業ではなく、個別にペースを合わせます。
「午前は元気だけど午後は疲れる」
「月曜は調子がいいけど火曜は無理」
そんな日々の変化に合わせて、カリキュラムを柔軟に変更。
一人ひとりの「無理のない学び方」を大事にしています。
✅ ③ 「何のために学ぶのか?」を伝えるキャリア教育
ただの勉強ではなく、
「この知識はどこで役に立つの?」
「将来、これを使って何ができるの?」
という問いに答えるため、Minecraftを使ったキャリア教育プログラムを開発中!
子どもが「未来につながる学び」にワクワクできるような場を提供しています。
【8.よくある質問Q&A】
❓ うちの子、まったく勉強していませんが大丈夫?
➡️ 大丈夫です!
「勉強しないこと」が問題なのではなく、「心が安心できる環境」があるかが大切です。
まずは人との関わりからスタートしましょう。
❓ 学校に戻ることはできますか?
➡️ 無理に「戻す」ことはしません。
でも、自分から「行ってみようかな」と思える子はたくさんいます。
フォレストリンクでは、どちらの選択も応援しています。
❓ 親ができることは?
➡️ 「話を聞くこと」と「信じること」。
子どもは、親に信じてもらえた経験があると、「やってみよう」と思えるようになります。
【9.まとめと無料相談のお知らせ】
🌿 焦らなくて大丈夫。学びは子どものペースで進む
不登校の子どもの自宅学習は、
焦らず、ゆっくり、「好き」や「得意」から始めることが大切です。
フォレストリンクでは、遊び → 学び → 自分の未来へとつながるサポートをしています。
✅ 無料相談・無料体験受付中!
「うちの子に合うかな…?」「まずは話を聞いてみたい」
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🌟 最後に
子どもの未来は、「今ここ」から、ゆっくりでも確実に広がっていきます。
一緒にその一歩を応援しましょう!