フォレストリンク/マイクラのオンラインフリースクール

マイクラを使ったフリースクール「フォレストリンク」の全てがわかる!-代表インタビュー-

フォレストリンク 代表インタビュー
フォレストリンク 代表インタビュー

Minecraftを主軸に、子どもたちの新たな居場所を作るオンラインフリースクールフォレストリンク。

本記事では、フォレストリンクが設立された経緯から、通っている子どもたちの様子、駐在するスタッフチームについてまで、フォレストリンクの全てを、代表の浜直也にインタビューしました。

ぜひ最後までご覧ください。

(取材・文=新井悠斗)


浜さんプロフィール

フォレストリンクを運営する『一般社団法人ikigaiプラス』の代表理事。 中学校教員を10年勤めたあと、独立。フォレストリンクを立ち上げた。


フォレストリンクが設立された経緯を教えてください。

独立したあとに行っていたオンライン塾で知り合ったお母さんが、息子さんの不登校について相談してくださったんですよね。 僕自身が学生時代にひきこもりを経験していたこともあり、不登校の子たちには教員時代から想いがあったので、お母さんの話をいろいろと聞いていました。

当時から「いつか塾が安定したら、フリースクールもやってみたいな」と思っていたんですけど、当時はどちらかというと塾の方が優先度が高くて、フリースクールを今から始めようという流れにはならずに、1,2ヶ月ぐらい話を聞くぐらいで留まっていたんですけども。

“いつかやる”と思っていたら、子どもたちが不登校の状態のまま時間が過ぎていってしまって、誰とも関わることがなく卒業してしまうこともあり得るなと思って。 “いつかやる”と思ってるんだったら、それは早い方がいいんじゃないかなってふと思ったんですよね。

それでお母さんに「お子さんとお話させてもらえませんか?」と連絡して、そのお子さんと一対一でお話するところから、オンラインフリースクールが始まっていきました。


“オンライン”での活動に力を入れているのは何故なんでしょう?

フリースクール自体は全国に広がっていますが、一方で”実地に行けない”子たちも一定数いるんじゃないかなと思っていましたし、僕も元々引きこもりだったので、オンラインで自分を受け止めてもらえる場所があったら、すごく救われるんじゃないかなと当時の自分を思い出しながら考えていました。

それと、最初に相談してくれたお母さんのお子さんが茨城県の子だったので、僕が居住地の大阪で立ち上げても来てもらうのは難しく、手段がそれしかなかったのもありましたね。 オンラインには結構こだわりがあります。


子どもたちは、どの時間にどういった活動をしているのでしょう?

月・水・木・金のいずれか、朝9時から12時にDiscord(テキストチャットや音声通話、ビデオ通話などの機能を備えた無料のコミュニケーションアプリ)で活動しています。

時間を午前中固定にしているのは、昼夜逆転してしまう子達が朝起きれる状況を作りたかったからですね。

今の具体的な活動内容は、朝9時から9時半の「おこめさんのちょっといい話」というミニ授業と、9時半からの子どもたちそれぞれがやりたいこと。

ミニ講座の内容は毎日バラバラで、授業らしい話をする時もありますし、チャットを活用したディスカッションでみんなの考えていることや思っていることを書き込んでもらうこともあります。

あとは、フォレストの新しく変わったところをみんなに伝える時間にしたり。子どもたち全員が集まる時間が9時から9時半しかないので、ミニ講座は結構大事だなと思ってやっています。

その後は、子どもたちに「みんな、今日は何をやりたいですか?」と聞いて、やりたいことをバーッと書き込んでもらいます。それぞれやりたいことが違うので、同じことをやりたい子同士で活動できるように割り振っています。


活動の様子


マイクラ以外の活動やフォレスト会議について

さらに、今はマイクラから派生した活動も出てきています。

例えば、ロブロックス。フォレストリンクにくる子が減っていった時期があって、そのときに来ない子たちに話を聞いたら、みんなロブロックスをやっていたんですよ。

それを聞いて「すごくもったいないな」と思ったんです。 フォレストリンクに来たら、いろんな子たちとの交流があるはずなのに、少ない人数で閉じて遊んでいるのは、すごくもったいないなと。その子たちも来たいと思える環境を作るために、マイクラ以外の活動も徐々に増やしていっています。

毎週木曜日の夕方4時半から「フォレスト会議」というものをやっています。 これは、僕が考えているフォレストの改善案を子どもたちに提案しつつ、どうしたらフォレストがより良くなるのかを一緒に考える時間です。


フォレストリンクには、どんな子どもたちが通っているのでしょうか?

一言で言うのはなかなか難しいですけど、こだわりが強くて自分を持っている子は多いですよね。 やりたくないことはしっかり持ってるみたいな子もいるし、やりたいこともやりたくないこともちゃんと持っているって子もいるし。学校に行ってる子たちよりはよりこだわりはある方だと思いますね。

例えばマイクラをやりたい子たちが10人いて、ロブロックスをやりたい子が1人みたいな状況だったら、マイクラの10人に合流せずロブロックスに留まり続ける子がうちだと多いかな。 マイクラの中でも部屋がいろいろ分かれているので、「僕はマイクラのこれじゃないとダメなんだ」っていう子もいますし、逆に「これだけはやりたくない」もしっかり持っている子もいます。

子どもたちは、フォレストリンクの中で「自分は今日何をして過ごすか?」を自分で決めているので、その影響も大きいのかなと。


子どもたちの年齢、でいうといかがですか?

小学校高学年(4,5,6年生)が一番多いですね。1番下の子は小学校2年生で、1番上が中3です。


通っている子どもたちにみられた変化などはありますか?

最近、すごく楽しそうに笑うことが増えたなと思います。 入ってきた時は、警戒心とか自信のなさ、人と関わりたくない気持ちを持っていた子が、今では本当楽しそうに友達と笑いあったりしてるんです。そういうシーンを見た時は、めちゃくちゃ嬉しくなりますね。

あとは、場面緘黙の子がフォレストリンクでは喋れるようになったりだとか、社会不安障害を抱えている子が自然体で振る舞えるようになってきたりとか。 みんな、お家で2階から1階に降りてきて喋るのと同じ感覚でふらっと遊びにきてくれるので、それもすごくいいなと思ったりしますね。


子どもたちの変化には、どのような要因があったのでしょう?

むしろ子どもたちがフォレストリンクのいい雰囲気を作ってきてくれてるので、その雰囲気に新しく入った子が影響を受けて変わっているイメージがありますね。 なので、「僕が指導していたから変化した」ということは全くないです。


オフ会が開催されたことも、大きな変化だと思います。

2024年の3月に初めて開催しましたね。 保護者と「いつかできたらいいですよね」と話していて、それをきっかけに「オフ会をやろうと思ってるんだけど、みんなどうかな」って子どもたちに聞いてみたんですよね。

最初は「オフ会?そんなの行かないよ」「家から出れないもん」みたいな反応だったんですけど、オフ会でどんなことをするのかみんなで話し合っているうちに「そんな場所あるの?」「じゃあ行けるかも、行きたいかも」という反応に変わってきて、1回目を大阪で開催しました。東京や大分から大集合でしたね。

それから東京でも6月に開催して、10月にも東京で。今週の土日(取材時2024年の12月23日)は今年4回目、大阪でも実施します。

やってることは特別でもなく、みんなで集まってゲームしたり、リアルのボードゲームで遊んだり、みんなで料理したり。1回目はたこ焼きを作りましたね。 東京だと、高尾山のふもとでフリースクールを運営している知り合いがいて、そこを貸してもらっています。高尾山に1日かけて登るプログラムもやりました。

あとは、「フリースクールを借りたお礼に何かプレゼントしようぜ」となって、マイクラの世界でそのフリースクールを再現したんですよ。庭も含めて全部。それを通っている子たちにプレゼントもしましたね。


フォレストリンクにいるスタッフのみんなはどんな人たちでしょう。

年齢層が幅広く、高校1年生から30歳手前の社会人までいらっしゃいます。みんな、あたたかくて優しい人だなという印象ですね。 そのあたたかさや優しさは、不登校を経験していたり、子どもが大好きっていう想いから滲み出すものなんだろうなと思います。


スタッフに見られた成長はありますか?

自分が担当している部屋だけじゃなくて、他の部屋の様子にも目が行き届くようになったり、”子どもたちにとって”の視点でものを考えられるようになっていってる方を見ると、成長を感じます。 あとはゲームもうまくなっていってますね(笑)。


今後、どんなスタッフチームになっていきたいですか?

子どもたち一人一人の未来を一緒に想像しながら、フォレストリンクの活動について議論できるようなチームになったら素敵だなと思いますね。 今の取り組みが、子どもたちの未来につながっているか?という視点から真剣に話し合いができるようなチームにもなったら、子どもたちにとってもすごくいいだろうなと。

そして、僕が今やっていることを担う人を育てていくことも、すごく重要なミッションだと思っています。 いつか僕1人のキャパシティにも限界が来てしまう。だからこそ僕と同じ立場でスタッフと関わって、フォレストに新しい風を吹き込んでくれる人を育てたい。

今後、2個目のフォレストリンクを作りたいんですよね。あるいは、新しいクラス。 その新しい場所に既存の子が入ったり、あるいは新しいクラスの子が既存のクラスに来たり、そんな”関わりの幅”ができれば、僕たちにとっても子どもたちにとっても選択肢が増えるような気がしていています。


より詳しく今後の展望をお聞きしたいです。

子供たちの視野とか、関わりの幅が広がるような仕組みを整えたいなと思っています。それは僕たちの意思だけで無理に、ではなく子どもたちがいいなとと思ってくれる方向性で拡張したい。

例えば、週に一回外部の講師の人に来てもらって、その方のお仕事や今悩んでいること、人としての素直な気持ちを発信してもらう時間ができたら面白いのかなと思ったり。 キャリア観を育むことも、オンラインフリースクールで大事にしていきたいことだなと考えているんですよね。ただ、1人の大人の関わりだけだとなかなか狭いので、外から人を呼んできて展開できたらなと。

あとは、スムーズに社会と接続していきたいですね。

外に出ていくこともそうだし、何か新しいことにチャレンジするのもそうだし。それらの全てが、自分の人生を考えるきっかけになる問いや人との出会いにつながると思うので、「いかに問いを投げるか?」「人との出会いをどう創り出すか?」ということが今後の課題かなと思います。


編集後記

子どもたちと”共に”作る姿勢が常に垣間見えるインタビューでした。 子どもたちにとっての安心・安全が、子どもたちの学びあい・助け合いによって生まれ、その堅牢な安心・安全を持ったまま、外に出て行ったり、新しいチャレンジをしたり……。 フォレストリンクはまさしく”心の安全基地”として、ただ在れて、羽ばたける場所なのだなと感じました。

この記事を読んで、フォレストリンクに興味を持ってくださった方はぜひ、下記リンクから無料相談/説明会へお越しください。

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